ロレックスは新品で買うと30万から1,000万を超えるものが存在します。
このような高価なものを家族や知人から受け継いだ時、贈与税や相続税がかかるのかとっても心配ですよね。
この記事では、相続税や贈与税がかからないロレックスのモデルや、相続税がかかりそうなモデルをご紹介します。
贈与税と相続税の違い
贈与税とは
■贈与税は、個人が財産をもらった時にかかる税金
■会社や法人から貰った物には掛からないが、所得税がかかる
■贈与税の課税方法には、「暦年課税」と「相続時精算課税」がある
出典:国税庁
相続税とは
■亡くなった人から各相続人等が相続や遺贈などにより取得した財産にかかる
■贈与された価額の合計額が基礎控除額を超える場合、そのすべてが相続税の課税対象となる
出典:国税庁
贈与税がかからない範囲
贈与税の基礎控除額は、年110万円なので、対象の金品がこの範囲の価格(価値)であれば課税されないことになります。
ただし、これを超える価格(価値)には課税されます。
相続税がかからない範囲
国税庁によると、
基礎控除額(3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)
となっています。
相続税はかなり控除額が大きいようなので、今回はロレックスなどの腕時計について進める為、贈与税に焦点を当てたいと思います。
※ただし財産は合算されますので、ロレックス自体が相続税の対象にならないということではありません。
贈与税がかからないロレックスとは?
現金に換える際、買取時の価格が110万円以下であること
プレゼントや受け継いだロレックスの買取価格が110万円であれば、贈与税の心配は無いようです。
ただし、同じ人からそれ以上の金品のプレゼントがあった場合は贈与税がかかる場合があるので、税理士さんや各地の税務署にご相談された方が良いと思います。
ロレックスのモデル名の調べ方
【モデル名は12時方向にある】
腕時計の青い部分が「文字盤」というものです。
この12時の方向の「ROLEX」と書いてある下の方に、モデル名が記載されています。
ちなみに、このロレックスのモデル名は「DATE JUST(デイトジャスト)」です。
【6時の方向もチェック】
モデルによっては、ここに4,000mなどの表示がされており、同じモデル名でも型番(価値)が違い物があります。
※詳しいモデルは、12時方向のブレスレットを外さなければなりません。見た目では分かりにくい物もたくさんありますので、買取店などに相談しましょう。(当店でも承っております)
ロレックス買取・査定のご相談はこちら↓
https://2nd-spirits.net/brands-item/rolex/
贈与税がかからないロレックスリスト
同モデル名でも型番・機能・素材違いで当てはまらない場合がございますので、価格についてはご相談くださいませ。
また、価格の変動が起こる可能性がございますので、参考としてご覧くださいませ。
デイトジャスト
出典:ジャックロード
ステンレススティール製の一般的なデイトジャストであれば、110万円を超える買取価格にはなりません。
ただし、18k(750)などの金無垢や、ダイヤがふんだんに使われているデイトジャストは110万円を超える買取価格になる場合もあるので、売却を迷った時はご相談ください。
【デイトジャストの市場価格はこちら】
エクスプローラー
出典:ジャックロード
一般的なエクスプローラーは110万円以下の買取価格です。(Ref.14270/Ref114270/Ref.214270など)
ただし、ヴィンテージの価値があるエクスプローラー「1016」や「1570」は110万円を超える可能性があります。
また、エクスプローラー2というモデルもあります。
出典:ジャックロード
こちらも基本的には現状tでは110万円を超えないと思います。
【エクスプローラーの市場価格はこちら】
サブマリーナ
出典:GINZA RASIN
サブマリーナはRef.14060M、Ref.16610、Ref.114060などは110万円以下の査定になりますが、金無垢・プラチナ無垢やグリーンサブマリーナといった高額モデルも存在します。
金無垢・プラチナ無垢は全体が金色だったりブルーのパーツにプラチナを使っていたりするので、見分けやすいと思います。
【サブマリーナの市場価格はこちら】
シードゥエラー&ディープシー
出典:高山質店
シードゥエラーの場合、Ref.16600やRef.11660などは贈与税の控除範囲ないの価格になると思います。
ただし、状態の良い物でギャランティーカード等がそろっている場合は控除範囲を超える査定になる可能性がございますので、注意が必要です。
同じシードゥエラーでも、1665などのアンティークやRef.126660(Dブルー)といいったディープシーというモデルはほぼ確実に110万円を超える買取価格になると思います。
【シードゥエラーとディープシーの市場価格はこちら】
GMTマスターI ・ II
出典:JUBILEE
GMTマスターはIとIIがあります。
ベゼルがブルーとレッドになった特徴的な配色は一目見れば分かりますが、黒いベゼルのモデルもあります。
GMTマスターで贈与税が掛からないのはRef.16710・Ref.16700・Ref.116710など、多くのモデルがあります。
ただし、ダイヤや金無垢を用いたRef.116758やRef.116759などは数百万円単位で取引されていますので、贈与税がかかる可能性が高いと言えます。
【GMTマスターの市場価格はこちら】
ミルガウス
出典:ジャックロード
ミルガウスの新品は販売価格が100万円以下なので、贈与税の対象にはなりません。
ただし、アンティーク(ヴィンテージ)ミルガウスは1019とう型番で、プレミアム価格で取引されています。
近年のミルガウスの特徴は、「オレンジ色のイナズマ秒針」です。
シルバーの秒針に先端が赤いモデルはプレミアの可能性が高いので、贈与税を気にされる方は覚えておいた方が良いと思います。
【ミルガウスの市場価格はこちら】
ターノグラフ
出典:BrandMax
ターノグラフのほとんどのモデルは、査定額が110万円以下です。
金とステンレススティールのコンビモデルでも同様です。
但し、秒針が緑色の「日本限定300本」モデルはこれを超える可能性があります。
【ターノグラフの市場価格はこちら】
ヨットマスター
出典:JUBILEE
ヨットマスターには様々なモデルがあり、1,000万円台で販売されることもあります。
贈与税以下で取引されているのは、ステンレス×プラチナや、ステンレス×ゴールドのコンビモデルです。
それでも、状態が良く付属品がついていたりする場合は、110万円を超える査定になる場合もあります。
完全に控除を超えるのは、ダイヤなどの宝石付き、金無垢、プラチナ無垢などです。
この辺りは税理士や税務署にご相談ください。
【ヨットマスターの市場価格はこちら】
オイスターパーペチュアル
出典:ジャックロード
ロレックスの防水モデルは、基本的に全て「オイスターパーペチュアル」ですが、カレンダー機能や金を使用していない純粋な「オイスターパーペチュアル」というモデルがあります。
これは基本的に110万円以下の取引になることが多いので、単体での贈与を受けた際は気にしなくてよさそうです。
【オイスターパーペチュアルの市場価格はこちら】
デイトナ(コスモグラフ)
出典:GINZA RASIN
デイトナは基本的に110万円を超える査定が付きやすいです。
ただし、写真のようなコンビモデルは控除内に収まりやすいと思います。
デイトナを贈与された際は、その査定額などについてご相談下さいませ。
【デイトナの市場価格はこちら】
保管か、売却かどっちがいい?
好みのデザインじゃないなら「売却」がオススメ!
ロレックスは腕時計として非常に価値のあるものですが、好みのデザインでなければ、持っていても意味がありません。
強い思い入れがあるなら所有することにも賛成ですが、ロレックスは全て機械式の腕時計なので、中の油や防水のパッキンが劣化してしまう危険性があります。
劣化すると価値が下がってしまう
ロレックスは、5年に一度「オーバーホール(分解メンテナンス)」をする必要があります。
オーバーホールをして5年以上経過すると、中の油が切れはじめ、機会同士が消耗しやすくなります。
実は、ロレックスの故障の原因はこの「オーバーホール」をしていない場合によく見られます。
また、防水用のパッキンが劣化してしまうため、水中の使用で壊れる危険性や、汗が機械内部に侵入し、錆の原因にもなります。
そうなるとロレックスの価値が下がってしまうため、後から売却を使用としても本来の価格で買取が出来ない場合があります。
もし保管をする際は、必ず5年に一度オーバーホールをすることをオススメいたします。
楽天でもオーバーホール専門業者がいるようです。
オーバーホール業者はこちら→ https://a.r10.to/hvsNZu
オーバーホール代が高いなぁと思ったら、やはり売却がオススメです。
ロレックスを売却する2つの方法
1.ネットオークション・フリマアプリなどの個人売買
【個人売買のメリット】
■比較的高く売れやすい
■ロレックスなら早めに売却しやすい
【個人売買のデメリット】
■撮影・出品・商品情報の入力が面倒
■機械が繊細なので、正確な情報を伝えられずトラブルになりやすい
■他人に個人情報を公開しなければならない
■偽物のすり替え返品
■相場観が分からず、安く売ってしまう可能性あり
個人売買は高く売れやすいですが、繊細な腕時計は機械故障などのトラブルがあるようです。
また、送ったはずの腕時計が偽物だと言われ、返品されたらすり替えられてしまったということもあるようなので、慎重な取引をしなければなりません。
2.ブランド買取店に依頼する
【ブランド買取店を利用するのメリット】
■面倒な手間いらずでスムーズな売却
■即現金化できる
■専門スタッフによる査定で、適正な取引
■機械内部の状態を専用機器で計測し、後々のトラブルが無い
【デメリット】
■個人売買より若干価格が下がる
価格は若干下がりますが、面倒な手続きが要りませんので、トラブル回避をしたいなら、買取店に依頼するのがオススメです。
当店(セカンドスピリッツ)でも、お見積可能です。
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※県外のお客様には、「宅配買取」をご案内しております。
ロレックスの贈与税・相続税についてのまとめ
■相続税はかからない可能性が高い(総合的な相続資産による)
■モデルによっては贈与税がかかる
■放置すると劣化するため、定期的なオーバーホールが必要
■オーバーホールに出さないなら、売却がオススメ
■かんたんにサクッと売却したいなら、セカンドスピリッツへ
以上、参考になりましたら幸いです。
買取についてのお問い合わせは、セカンドスピリッツの湯田が承ります。
また、私共は税務のプロではございませんので、情報に誤りがある可能性がございます。
税金についてのご相談は、税理士または税務署にお問い合わせください。