よく通販で見る、”ゴローズ魂継承 ”TADY&KING(タディアンドキング) という商品名。
たまに、タディアンドキングはゴローズの偽物なの?という疑問を耳にすることがあります。
今回のブログでは、ゴローズとタディアンドキングの違いについて確認できる範囲の情報をご紹介します。
タディ&キングはダサいのか?
結論から言うと、”全然ダサくない!”です。
もちろん、ダサい!という人はいます。
ただ、そういう方の言い方を変えれば、タディアンドキングよりやっぱりゴローズだよねという事なんだと思っています。
TADY&KINGのデザインがゴローズに似ている物は、パクッているという人もいると思いますが、師匠に対するリスペクトの現れではないでしょうか。
一生懸命技術を磨き、熱い想いをもって制作している物が”ダサい”はずがありません。
私は買取業なのでこれまでもしょっちゅ見てきましたが、実物は結構カッコいいですよ。
そもそもゴローズとは何なのか?
インディアンネームを持つ日本人
ゴローズの創始者は高橋吾郎(享年74歳)という日本人で、アメリカンインディアンから彫金を学びました。
イエローイーグルと言うインディアンネームを持つことは、とても有名な話です。
入手困難なインディアンジュエリー
1966年にショップをオープンさせましたが、1971年に現在の原宿へ移転したようです。
90年代頃にゴローズの人気に火が付き、現在まで多くのファンを獲得してきましたが、大量生産をしていないため店の前に並んでも、希望するアイテムを購入できるとは限らないようです。
そのため、貴重なアイテムは高値で取引されています。
芸能人にもファンが多いゴローズ
さすがに一般の方と同じように並んで買っているわけではないと思いますが、テレビや雑誌でよくミニツ池ている芸能人は多いです。
- ◆木村拓哉さん
- ◆草なぎ剛さん
- ◆長瀬智也さん
- ◆EXILE TAKAHIROさん
- ◆三代目J SOUL BROTHERSの登坂広臣さん
- ◆岩城晃一さん
- ◆江口洋介さん
- ◆金子賢さん
- ◆安室奈美恵さん
- ◆土屋アンナさん
- ◆etc
まさか楽天でゴローズを買っているわけではないと思いますが、、、笑
ゴローズ魂継承TADY&KINGとは何か?
レザーカーヴィングのパイオニアとカリスマによるブランド
先述の高橋吾郎氏からレザーカーヴィング技術を継承した一番弟子である田尻種杉氏と、シルバーアクセサリー界のカリスマでありキングスナイトの創始者であるKING氏がタッグを組み、1987年にTADY&KINGを設立しました。
高橋吾郎氏の死後、ゴローズの流れをくむブランドとなった
ゴロー氏が亡くなって以降も原宿のゴローズは店を続けていますが、彼の一番弟子が創設したTADY&KINGもまたゴローズの魂を継承したブランドとして販売されています。
ゴローズとタディ&キングの大きな違いとは?
シルバー(銀)の含有量が違う
ゴローズとタディ&キングのデザインはとてもよく似ていますが、制作者以外の一番の違いは、個体に対するシルバー(銀)の含有量です。
- ◆ゴローズ = シルバー950を使用
- ◆タディ&キング = シルバー925を使用
銀は、1000(999.9)まで表示があり、個体に対する銀の含有量を数字で表しています。
950は柔らかく、925はあえて硬くなっています。
950の方が素材は高い
1000(999.9)は純銀と呼ばれ、925と比較すると高い素材です。
しかし、950と925の素材は1gあたり2円くらいしか変わらないので、アクセサリーにとってはさほど素材の値段は関係ないように思います。
一番弟子と言う価値は誰も真似できない
ゴローズの、日本人として初めて”イエローイーグルというインディアンネームを授かった”というゴローズの背景は最強だと思いますが、タディ&キングのタディ氏はその一番弟子という背景もまた、ゴロー氏の死後には非常に価値の高い背景だと思います。
話が少しそれますが、世界中で人気があるブランドや日本の歌舞伎。それらもまた受け継がれた技術や弟子がいたからこそ現代の価値につながっているんだと思います。
タディ&キングは現在、ゴローさんの死後も一番弟子のタディ氏が生きています。
私たちにとって、それはラッキーな事ではないでしょうか?
だってもう誰もゴローさんの弟子になることは叶わないのですから。。。
このブログは、ご覧くださった皆様がそこに価値を見出すことがあったらいいなと思い、書きました。